遙
深夜、思い立って湾岸高速道路を走る、
九十九里海岸の渚の先の突堤に止めて、
夜明けの遙かな水辺線に
冷たい春の海風と波の音を聴く。
微かに空との境が薄いピンク色に染まる、
やがて時が来て、
オレンジ色の太陽が金色に輝き
空が刻々と色を変える。
私は目覚めている、新たな意志を持って。
人生は答えのない旅、希望を胸に抱き。
若葉の季節、一年で一番エネルギーが満ちるとき。
草も花も木もやさしい陽をあびて、五月の薫風に身を清めます。
今月はコスタリカをベースにしました。
ヨーロッパ輸出規格品の高品質の農園産です。
トリアルバ山麓の斜面で栽培された、豊かなコクと強い風味、焙煎はシティロースト(やや強め)。